- 2016/01/06呼気中の一酸化窒素の測定開始いたしました。気管支喘息の診断の補助に有用です。
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気管支喘息の重要な原因の一つに慢性炎症があります。呼気一酸化窒素の測定は患者様に苦痛を与えることなく、この炎症を数値化し、評価することが可能です。
例えば、咳が継続するときなどにもしかしたら自分は喘息なんじゃないか?などとお悩みの患者様もいらっしゃいます。そんな時呼気中の一酸化窒素を測定いたします。肺(気道)の炎症の存在を数値化できるため、気管支喘息や咳喘息の診断に非常に役立ちます。
また、気管支喘息の治療中を行っている患者様にとっては、現在の治療が効果があるかどうかを数値化して判断できるため非常に有益であります。
測定方法といたしましては、マウスピースを加えていただき6~10秒間、一定に息を吹いていただき測定いたします。苦痛等がないため、多くの方に検査は可能と考えられます。
当院では平成28年1月より呼気一酸化窒素の測定開始いたしました。